ブックメーカーの賭け方

ヨーロッパのブックメーカーの賭け方ですが、どんな賭けであっても勝ったときには賭け金がいくらになって返ってくるのかを把握しないことには始まりません。競馬や競輪など一般的な日本のギャンブルでは、例えば2.3倍とか5.9倍といった数字で示されています。これは100円を賭けて勝った場合にはそれぞれ2.3倍つまり230円とか、5.9倍つまり590円になって返ってくるということを意味しています。この方式に慣れてしまっている人はヨーロッパのブックメーカーではちょっと戸惑うかもしれません。もちろんこの方式で示されている場合もありますが、何やら分数のような方式で示されていることもあるからです。

例えば2/1とか5/7といったように示されており、慣れるまでは何のことか困ってしまいます。これは、右側の数字を賭けて勝った場合には2つの数字の合計が返ってくるというように覚えるのが最も早いでしょう。例えば5/7であれば700円のお金を賭けて勝った場合には1200円が払い戻されるという仕組みです。2/1であれば、100円を賭けて勝った場合には300円が払い戻されることになります。

一般的に書くと、a/bというように示されている場合、日本でよく見られる方式の数値に換算するためには、(a+b)/bを計算すればよいことになります。説明的に書くと、ブックメーカー側がaのお金を出し、賭けに参加する側がbのお金を出して勝負し、勝ったほうが総取りするイメージとなります。